興味のある方は本館でみてくださいな。
クレープだー
それで紅茶が飲みたくなりました。当然といえば当然。
仲良しの青山ティーファクトリーさんからサンプルでお茶送ってもらったんですよね。
電話付で。「今年のルフナはすごいよー」あら、珍しい、ルフナですか。
っていうんで、興味津々で開けてみたルフナ。
第一声は「うっそでしょー」でした。
だって茶葉がこんなです。手作りキーマンみたいに、繊細な葉っぱでキラキラそろってる。
チップスもすごく入ってる。
正直言って、ルフナのチップスって初めて見ました。紅茶まじに飲み始めて約10年。
こんなルフナみたことないっ。
写真をごらんくださいな。クリックすると拡大します。
この驚愕した気持ちを正確に伝えるために、ルフナについて、ちょっと語りますね。
ルフナは、セイロン島の南の、茶どころとしては低地の部類にはいる部分でとれる、しっかりした味が特徴のお茶です。好きな人は好きだけれど、「泥くさい味」としても有名でして、ちょっとお茶として洗練されてはいないっていうのが、多分一般的なイメージです。
で、こういうしっかりした味が特徴のお茶っていうのは、しっかりした味を出させるために、だいたい茶葉を細かくしてあるものなので、ルフナのお茶は、細かくなっているのを目にするのが当たり前。だれも茶葉を目にするとは期待してません。っていうのは言い過ぎかなー。
それが、まず細かくなっていない茶葉で送られてくるってことは、イコール「クオリティが高い可能性大」なんですね。茶葉の形を整えて、チップスも美しくお茶にするってことは、とても神経を使うこと。つまり、手をかける価値のある「高く売れる茶」と見なされたってことです。
おーこれは期待大。さっそく淹れました。一言「うまい!」です。
水色を見るにはこちら。クリックで拡大します。
ルフナの特徴の、ちょっとたゆたうような重々しい、あるいは「泥臭い」と賞される味は、ちょっとお茶に陰影をそえるだけで、けぶった感じがキームンっぽく、しっかりした重みはむしろアッサムのような、しかも青々しい感じもありヌワラエリアをほうふつとさせる、あれままいった、のお茶となっておりました。
これだけしっかりしているんですから、当然粉物しっかりお味系のクレープとのマッチングも最高! 非常によい組み合わせとなりました。
で、2杯目はちょっと遊んでみることに。
先日のダージリン・オータムナル「プッタボン」と、同量でブレンドしてみることに。
これは、今回のルフナが「ヌワラエリア」をほうふつとさせる青々しい感じがあったため組み合わせとして面白いのでは。予想として、ダージリンの香りが混じり、全体として軽くなりつつも、ルフナが低音をいい具合に奏でるという、面白いハーモニーを期待したのですね。
そうしたら、いやーこれもまいった。バランスが、ルフナだけよりさらによくなり、重過ぎず軽過ぎず、青すぎず茶過ぎずといいますか、いいねーこれ、って感じとなりました。
そうしていたら主人が突然思いついて、先日ゲットした「ライチ」のはちみつをたらりとたらしました。
これはもうここまでくると「キーマン」の雰囲気をかもしだしていたヌワラですから、マッチングはよいだろうと予測していたのですが、どんぴしゃり。
ということで一茶葉で3度おいしい贅沢なお茶となりました。
興味のある方は、青山ティーファクトリーへどうぞ?